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【記者コラム】命を守るための改革が必要

 7月19日、競輪界が悲しみに包まれた。伏見俊昭さんが急逝。23~24日に松阪市内で営まれたお通夜、告別式には全国各地から伏見さんを慕う選手やファンたちが最後のお別れに駆けつけた。「あっちではもうモガかなくてもいいからな」という小嶋敬二の声かけが涙を誘った。

 このような重大事故を減らすために外柵素材の変更や、ギア規制、タイヤ重量の変更でスピードを抑制する案が出ているが、その実現にはかなりの時間を要する。そもそもスピードの抑制を望まない声もある。ある選手はこう言う。「選手になった以上、事故は付きものだし覚悟もできている。でも決してあってはならないこと。まず選手自身の意識改革が必要」だと。今回のことを単なる悲しい事故に終わらせてはいけない。できることから早急に実行してほしい。何かあってからでは遅いのだ。

 選手たちの命を守るためにすべき改革は他にもたくさんある。今の時期なら暑さ対策だろう。今年から最高気温40度以上の日を酷暑日と言うようになったが、7月の段階で5日連続の酷暑日を記録するなど、今年の夏も非常に暑い。バンク内はさらに高温になる。これでは熱中症になる選手が続出して当たり前である。

 その対策として、夏期限定で屋外場のほとんどをナイター、ミッドナイト、モーニングの時間帯に移行。デーゲームは空調設備のあるドーム場をメインにすることはできないだろうか。四半世紀前の夏とは暑さの質が違うのだ。地球規模の環境の変化には、人間側が適応するしかない。

 それが不可能なら、手当のあり方だけでも変えるべきだ。現在ナイター、ミッドナイト、モーニングの特別な時間帯で行うレースには手当が付くが、デーゲーム手当だけは存在しない。夏季限定での実施は必要だと思う。この件に関しては賞金表が改訂される、年度変わりのタイミングでの変更が可能とのこと。ぜひ前向きに考えてほしい。(岡田 光広

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